米空軍の戦略爆撃機。「成層圏の要塞」と、呼ばれている。
1952年、初飛行、1955年、実戦配備
横風で、機種が傾いても、降着装置は回転して、滑走路に平行になるようにして、横風着陸時にタイヤをかかるせん断荷重を低減している。
空中給油により、大幅に航続距離を稼ぐことができる。
戦略爆撃機は、陸上配備の大陸間弾道ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイルとともに、核の三本柱と呼ばれている。
戦略爆撃機は、本機の他に、現在、B-1、B-2が、配備されている。
1966年、スペイン沖に本機が墜落し、搭載していた4発の4メガトンの核爆弾のうち、2発が、起爆用の火薬が爆発していたが、かろうじて核爆発は、免れた。
1968年にも、同様な事故が発生している。
ベトナム戦争や、第4次中東戦争に参戦している。
ペイロードは20t、最大速度1,000km/h、航続距離16,000km、ターボファンエンジンを8機搭載する。恐らくエンジンを8機以上搭載する機体は、他にはない。大型車のエンジンを4機にする案が、何度も検討されたが、トータルコストで、現在の形態が最適だと判断された。
各種の巡航ミサイル、誘導爆弾、通常爆弾、及び、囮のデコイ等を搭載する。
アビオニクスは、地形追従飛行用の航法システム、赤外線監視装置、レーザー照準器など、強力な攻撃力を提供する。
2050年代までの運用が、計画させており、2050年までだとしても、95年間運用されることになり、世界最長の運用年数となる。
これは、本機が、非常に優れた基本設計であったことの、証である。
本機が、今後、実戦に参加しないことを祈念する。
グリッペン
私の徒然です。
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