生物の多様性が必要であることは、多くの人が認識していると思います。
私が小学生の頃、1970年代頃の話しですが、興味深い、コンピュータシュミレーションの結果がありました。
当時は、恐らく、コンピュータシュミレーションの創世記だったと思います。
それは、2種類の地球により、どれくらい温度の安定度に差があるか、というものです。
地球を、碁盤の目のように区切り、色分けをします。
一方の地球は、白と黒に塗り分け、片方は、5色に塗り分けます。
それで、各升目の色を変化させて、どちらの温度が安定するかをシミュレーションしました。
すると、当然、5色の方が、より安定した温度を維持することができたのです。
このように、多様性がある方が、安定するのです。
会社なども、従業員の多様性がある方が、生き残りやすいと思います。
例えば、優秀な、強いリーダーシップの人たちばかりだと、駒になって動く人がいません。
また、ある大学の卒業者だけを採用する、というのも、いただけません。
それで上手くいっている時はいいのですが、状況が変化した時、必ずしも、上手く対応できるとは、限りません。
だから、組織は、色んな個性がある従業員がいる方が、様々な状況に対応できるのだと思います。
残業ながら、既に絶滅してしまった種があります。印象深いのは、
一つは、ニホンオオカミです。
昔、動物園で見たヨーロッパのオオカミは、凛として、とても立派でした。
ニホンオオカミは、現在のオオカミよりも小型で、むしろ、犬に近いようです。もはや、剥製でしか、見れないのが、残業です。
次は、旅行バトです。
かつては、鳥類で、最大の生息数を誇っていましたが、恐らく、それがかえって、
「どんなに捕っても、幾らでもいるから、大丈夫だ」
と、思われたのでしょう。
計画性のない乱獲は、簡単に一つの種を、絶滅させてしまうのです。
現在でも、多くの絶滅危惧種がいます。
種の数を減らすことは、それだけ自然界の多様性を減らすことであり、つまりは、我々人類の首を、自ら締めているのと、同じことなのです。
今後、一つの種も、絶やさないようにしたいものです。
グリッペン
私の徒然です。
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