F-35ライトニングⅡ戦闘機

     F-35A
             F-35B
 この戦闘機は、通常型の、F-35A、垂直離着陸のB型、艦上戦闘機のC型があり、50%の部品が共通です。

 運用国は、米国、イギリス、ノルゥエー、日本など、多くの国が採用しています。
 米国が中心に開発しましたが、米国意外の8ヵ国がパートナーになっています。

 初飛行は、2000年で、2015年以降、順次運用開始しています。

 A型は、78億円、B型が113億円。現在までの契約機数は、2,440機。
 
 ステルス性能は、レーダー反射面積が、F-22の7-9倍、F-18Eの1/35-1/70倍。
 エンジンは、F135で、ドライ推力12t、アフターバーナー推力19tと、非常に強力。
 マッハ1.2で、アフターバーナーを使用しない、スーパークルーズが可能。最大速度は、マッハ1.6。
 B型では、エンジンは、排気ノズルが90度下を向き、さらに、エンジンの回転軸から、前方にシャフトを伸ばして、コックピット後方のリフトファンを、クラッチを介して回転させ、2.9万馬力で、8.3tの推力を発生する、という、驚愕的な機構を備える。

 操舵面の駆動には、電気、油圧、両方使用できるアクチュエータを装備し、ボムベイ扉、ランディングギア、機関砲で油圧を使用する以外は、全て電気モーターによるもので、大幅に軽量化されている。
 
 アビオニクスは、大型のタッチパネルを主として、ヘルメットマウントディスプレイ(HMD)で、タッチパネルを見なくても、状況認識が可能。

 AN/APG-81レーダーは、電子戦能力があります。
 EATOS は、機首下方に格納された赤外線による捕捉、レーザーによる目標照準を担う。
 DASは、電子光学画像システムで、機体の6箇所のセンサーで、全周の光学画像が、HMDに投影され、例えば、真下を向けば、直下の地面が映る。

 最も特徴的なのは、センサーフュージョンで、従来では、電子情報と、光学情報が、個別に表示されていたものが、統合して表示される。
 此れにより、AWACS や、僚機からの情報も統合され、システマティックな戦闘が展開できる。

 各種のミサイル、誘導爆弾が搭載可能だが、A型のみ、22mm機関砲を固定装備する。

 日本は、A型63機、B型42機を、装備予定。
 なお、B型は、現在、空母に改修中の護衛艦「DDH183 いずも」(改修されるとCV183)に搭載される。また、姉妹艦の「かが」も、同様に改修の予定。

 以上により、日本は、最新のステルス戦闘機による、通常型戦力と、艦載機戦力という、世界的でも稀な、強力な戦力を保持することになる。

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グリッペン

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