この度、ボーイング社から、ビジネス用のSST(Super Sonic Transporter)を開発しているという報道がありました。
Wikipedia 等からの情報を、ご紹介します。
それは、Aeirion AS2と言う機体で、2018年には、ジェネラル・エレクトリックのAffinityエンジンが、開発されていました。このエンジンを3発搭載する。
マッハ1.4の巡航速度で、現在の旅客機の、約1.6倍。乗客は12人で、航続距離は、7,800km。初期価格は2,400億円。
2021年現在、数十機の発注があり、初飛行は2023年の予定。2025年に運用開始を予定している。
エンジンは、ターボファンで、恐らくアフターバーナー無しであると思われる。アフターバーナーを使用すると、燃料を大量に消費するからだ。
従って、エンジンとしては、革新的な技術を必要としない、従来の延長線上のものと思われる。
ステルス戦闘機も、マッハ1.6で、アフターバーナー無しで巡航しているので、機体形状の制約が少ない民間機なら、比較的容易に設置できると思われる。
問題なのは、ソニック・ブームを低減する設計が、導入されていないことで、洋上では問題ないが、大陸では、巡航速度をマッハ1.2以下にする必要がある。
また、価格もまだ高価過ぎる。
B787でも、180億円程度だから、13倍以上であり、運賃も、相当高額になると思われる。
こう考えると、本機は、まだ時期早尚と思われるが、行方をみまもりたい。
過去に、「スーパークルーザー」という旅客機の構想のあったが、没になった。
せめて、1機だけでも、進空していただきたい。
しかしながら、航空ファンの私とすれば、是非、乗ってみたい機体ではある。
また、ボーイングは、本機体とは全く別に、マッハ5という、革新的な旅客機の構想もあり、そちらも注目したい。
グリッペン
私の徒然です。
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