日本の石油資源

 日本が、先の大戦に参戦した理由の一つは、アメリカからの石油輸入を禁止されたことがある。
 そのため、日本は東南アジアに進出せざるを得ない状況になった。
 もちろん、アメリカとの講和に努力しなかったのは、日本に責任があるが、窮鼠猫を噛む、であるから、追い詰めたアメリカにも、責任はない、とは言えないと思う。

 3.11以来、原発の再開は困難になった。
 そこで、石油・天然ガスに頼らざるを得ないわけだが、1日で、約100億円以上の経費がかかっていることを考えると、1日も早く、原発アレルギーを克服して、原発を再開が、望ましい。

 日本は、石油資源がない、と言われているが、実はそうではない。
 東シナ海には、多量の石油・天然ガスが埋蔵されている。
 現に、中国は、我が国のEEZぎりぎりに、石油リグを建造し、かなり前から、稼働させている。
 なぜ、日本は、この海域の開発を進めないのか。

 その背景には、恐らく、既得権益を手放したくない企業や、政治家の企みがあるのではないか。
 世間がコロナ禍で騒いでいる間に、彼らは私腹を肥やしているのであろう。
 マスコミは、こういう問題こそ、今、取り上げて欲しい。

 実は、東シナ海の資源以上に、有望な資源がある。
 それは、殆んど忘れられているが、これもまた、既得権益を守ろうとする輩の仕業ではないか、と、疑われるのであるが、それは、メタン・ハイドレート(MH)である。

 MHは、日本海の海底には、メタンのシャーベットのように、海底に転がっており、簡単に採掘できる。
 また、太平洋側では、砂と混じった状態であるが、日本の技術を持ってすれば、メタンと砂の分離は、容易であるはずだ。

 1日も早く、自前でエネルギーを賄えるようにすることが、安全保障上、重要であり、その時こそ、完全な独立国家として、機能することができる。

 この事態に及んで、内部の権益を争っている場合ではない。
 一刻も早く、日本は団結すべきである。

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