表の顔、裏の顔

人は、しばしば、性格に表裏がないことを、良し、と考え勝ちである。

だが、そうなのだろうか?

例えば、会話をする時、学生なら、友達に対する態度と、先生に対する態度は、違うはずだ。

サラリーマンなら、同僚と、顧客とでは、その接し方が違うはずだ。

これを、「性格に裏表がある」と言って、非難されるべなのだろうか。
いや、私には、そう思えない。表裏がある、と言うことは、その状況に、適切に対応している、と言うことだと思う。

同様に、「嘘も方便」と言う言葉があるが、これも、嘘をつかない、と言うことが、人を傷つける場合もある、と言うことだ。
 つまり、必要なら、嘘も、つかなければならない、と言うことだと思う。

つまり、裏表がなかったり、嘘の一つもつけない、と言うことは、成熟していない、幼稚な人間だ、と言うことなのである。
 そういうことが、一通り出来るのが、大人というのではないか、と思う。
 

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グリッペン

私の徒然です。