「空母いぶき」映画

日本のはるか南の島が、東亜連邦に占拠され、近海をパトロールしていた、海保の巡視船が鹵獲され、乗員は捕虜になった。
 たまたま、付近で演習していた海上自衛隊の、空母「いぶき」を中心とした艦隊が、救出に行くが・・・・・・・・

 原作は、「沈黙の艦隊」などで有名な、かわぐちかいじ、である。hulu で見た。
 「いぶき」は、現在の海上自衛隊の護衛艦「いずも」をモデルにしており、F-35戦闘機を搭載している。

私は、5年程前に、「いずも」を見学したことがある。
 当時は、就役して間もなくだったので、サビ一つない、ピカピカの艦だった。
 当時から、垂直離着陸が可能なステルス戦闘機、F-35BライトニングⅡを、運用するのではないか、と、期待?されたが、どんなミリタリーファンも、それはあり得ない、と思っていたはずだ。

 ところが、現在、いずも、は、F-35Bを搭載するための改修を受けている。F-35Bも、予算がついている。
 恐らく、姉妹艦である「かが」も、同様な改修を受けることになるだろう。

 映画では、クリスマス·イブからクリスマスにかけて、護衛艦隊は、防衛上、必要最低限の武力を行使するが、彼我の戦力比は、如何ともしがたく、いよいよ危機に立たされるが、その時、国連の常任理事国の潜水艦が、間に割って入り、停戦となる。

 私は、かねがね、国連は、United Natons、つまり、連合国、WWⅡの戦勝国、このことを指すのであり、当てにならないと思っていたが、もう少し信用してもいいのか、と思えた程だ。

 また、護衛艦隊も、やみくもに戦うのではなく、敵も見方も、損害を最小限にしようと、必死だった。
 劇中では、複数の自衛隊員の死亡者も出たが、凄く臨場感があり、絶対に戦争はしてはいけない、と、強く感じた。
 それには、やはり相応の抑止力が必要だと思った。

 ところで、現実の「いずも」が、F-35Bを搭載して、現役復帰した場合、現在の艦船番号は、「DDH183」で、護衛艦(駆逐艦)の、ヘリコプター搭載型、であるが、戦闘機を搭載する場合は、DDH→CV(Carrier Variant、空母 )に変わり、「CV183」となるはずである。

その時、日本は、世界でも有数の艦隊航空戦力を持つことになる。
 くれぐれも、取り扱いには、注意して頂きたい。

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