ハイテク機体の危険

最近のハイテク機体は、高度に自動化されており、ゴー・アラウンド・モード(着陸進入から、着陸を中止して、機体を上昇させる)に入れてから、パイロットの操作で、再度着陸しようとする場合、このモードを、オフにしないと、自動操縦が上昇させようと機体コントロールするのだが、パイロットは、反対に、降下させようとしており、昇降舵は、パイロットにより、下降の方に動くのに対して、スタピライザーは、自動操縦により、上昇の方に動く。これでは、抵抗が増加して、機速が低下し、失速してしまう。
私が設計者だったら、パイロットが操縦に介入した場合、直ちに自動操縦を解除し、マニュアルで操作できるようにするが、この機体、(A300-600)は、自動操縦の方を優先する設計になっている。
これは、非常に危険な思想だと思いました。
一時期、この手の事故が急増しました。
操縦システムの設計には、パイロットを参加させるべきです。

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グリッペン

私の徒然です。